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Thule Magazine vol.5 プロパルクールチーム「monsterpk 」プロデューサー猪又 範行Noriyuki Inomata

プロパルクールチーム「monsterpk」プロデューサー。4年前、トレーサーともにカルチャーカンパニーとして株式会社PKMを立ち上げる。トレーサーのマネジメント、施設運営・監修、映像やイベント企画など数々の事業をプロデュースしている。モデル、MCとしても幅広く活動中。
(※トレーサーとはパルクール実践者の総称)

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パルクールの
10年後、20年後の
未来をどれだけ
早く実現できるか

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パルクールの仕事とは?

パルクールのプロデュースと聞いても世の中にとってはまだまだ未知数な部分が多いと思われる。
猪又さんが日々取り組んでいる仕事とは具体的にどのようなものか。

-株式会社PKMというパルクールのカルチャーカンパニーを4年前にトレーサーと一緒に立ち上げました。競技、そして、トレーサーの社会的価値を向上するために様々な活動を通してパルクールを知ってもらうきっかけ作りをしています。その中で会社の事業としては、パルクール施設運営や監修、プレイヤーのマネジメント、パフォーマンスのプロデュース、キャスティング、映像事業などをしています。新型コロナウィルスの影響で中止になってしまいましたが、国際体操連盟として初の世界選手権が広島で開催される予定でした。2024年のパリ五輪正式種目採用も目標にパルクールについて様々な土台を築く活動を行っています。

実際にパルクールはどのようなところから求められているのか。

-かなり幅は広いです。
競技やパフォーマンス以外だと未就学児向けの施設の開発をして欲しいというお話をいただいたり、すでに施設を持っているところからは新たなコンテンツとしてパルクールのエリアの開発・運営をお願いされることもあります。施工物、造作物のプランニングもやっています。芸能プロダクションとして所属タレントの出演をお願いされることもあるので、テレビや広告代理店、イベント会社とのコミュニケーションもありますし、地方自治体からはパルクールを使って健康寿命の延伸と町おこしを一緒にしていけないかという相談もありました。少子化の中で地域としてどう新しいものを取り入れながら生活者の皆さんの生活水準と満足度を上げるかというご相談でしたね。がむしゃらにまっすぐやってきた中で教育、福祉、エンターテインメント、スポーツとかなり幅広い仕事にチャレンジできるようになってきたなと感じています。
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「カテゴライズされない」パルクールの魅力

パルクールがたくさんのクライアントから求められる要因とは。

-そうですね、ヒップホップのカルチャーにも似ていると思っていて。スポーツとしてだけではない入り口をコンテンツホルダーとして持っていることではないでしょうか。言い換えると、スポーツだけにカテゴライズされないところが幅広い企業や自治体と繋がれる一因であり、魅力だと感じます。パルクールはトレーニングが起源です。トレーニングの文化から始まったものがスポーツに発展し、そうして鍛えた技を表現する場が後からできたという流れです。表現にはエンターテインメント性があるのでパフォーマンスとして求められる。鍛えるという本質的な部分は学校教育や健康の増進として求められる。そういった幅があるところが他のスポーツとの大きな違いですね。
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パルクール未経験の商社マンから未開の地へ

ここまで話を伺っただけだと読者の方もパルクールの人という印象を受けると思う。
未経験で大手の商社からパルクール業界に入ることになったきっかけは何があったのか。

-株式会社PKM立ち上げの時に経営、プロデュース、マネジメントはトレーサー以外の人と協力しながらやっていこうとなっていたんです。その時にチームメンバーの親友が自分の名前を上げてくれたのがきっかけです。実はその時点で世界一周をするために商社には辞める話をつけていて、世界一周後にインドに内定先も決まっていたんです。ですがパルクールの事業で収益を上げていく会社としての当たり前の機能と、文化を普及させていくある意味NPO法人や協会的な役割、この2つにファーストジェネレーションとして取り組んでいく。そこで自分が中核でやれる機会は人生でないだろうなと。まだ誰も世の中の人が目をつけていないところでみんなと価値を創造していくって面白い。業界と会社を大きくしていきたいと思ったことがが大きな決め手だったと思います。人生一回きりですから。

いざ入ってみてどのような変化があったか。

-彼らは一人一人がクリエイティブな才能とすごい可能性を持った逸材です。それぞれの才能をどう世の中に広げて行くかを常に考えるようになりました。それは以前の企業にいたら感じれなかった変化だったと思います。最初の1年はパルクールのことを知らない自分が入ったことで揉めたりもしましたが、一緒にいろんなことを感じながら信頼関係を築き、事業を広げていけたことは貴重な経験でした。

今ではメディアで見ることも多くなったmonsterpk。競技としても日本一と世界一の選手を抱える名実ともにトップのチームにまでなった。猪又さんがmonsterpkとパルクールを広めていく上で意識されていたことはなんだったのか。

-1人じゃ何もできないので自分やパルクールを好きになってもらうこと、応援したいって思ってもらえる繋がりを作っていくことを心がけていました。仕事は人との信頼関係でしかないと思っているので、経験がない仕事でも結果を出すことにチャレンジしてきました。さらに出演だけでなく、芸能人の方の指導だったりセットのプランニングなど全体を監修するまでできればもっと仕事が大きくできます。そういう仕事を作り出すことによってトレーサーに渡す分も多くできると考えていました。そうやってチャレンジしてきたおかげでで協力してくれる方や応援してくれる方ができたことは本当に感謝しています。
image(2019年ドイツで行われた世界大会で日本人初の優勝を果たしたSEI)

これからの時代のキャリアについて

他に例のないオンリーワンのキャリアを歩み、結果を出し続けている猪又さんに、これから自身のキャリアを築いていく上で大事だと感じていることについて聞きたい。

-まず看板に頼らないこと。個が問われる時代でこの人と仕事がしたいって思われるような人間にならないといけない。それは提案する企画内容だけじゃなくて人間的な部分が大事だと感じています。
例え一回ズドンと落ちたとしても這い上がればいい。そうしたらまたズドンと落ちたとしても、「きっとこの人また這い上がるだろうな」っていう感覚を仕事でも感じてもらえると思うんです。そういう人の方が一緒に仕事がしたいと思ってもらえる魅力があると思います。精神的にも強いっていうことは大事なこと。世の中がリスクということでも、そういうものを背負っていかないと新しい経験はできないし、その過程で自分のオリジナリティが生まれていくと思っています。その積み重ねをするためにも早めのうちにチャレンジした方がいいんじゃないかって思いますね。思いきるのが難しい人は趣味からチャレンジしてみるのもいいかなと思います。そこから広げていける可能性もありますからね。
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移動が多いビジネスマンにとってのバックパック

打ち合わせなどで移動が多い猪又さんですが、バッグ選びの時に気にするポイントは。

-頑丈さと使いやすさですね。日頃からフリースペースで作業をすることが多く移動も多いので、中にいろんなものを入れても形が崩れないタイプのものが好きです。あとは何がどこにしまってあるのかがぱっとわかる作りのもの。外にいることが多い自分にとって仕事に使うバッグはオフィスというか、デスクの役割を担っていると感じています。なので仕分けがしやすく出しやすいという点はスムーズな仕事をするためにも気にしているところですね。

普段から手放せないものは。

-PC、携帯、コード類は必須ですね。2024のパリ五輪を目指す上で海外に行く機会も増やしていきたいのでそうなるとパスポートも必要です。ポケットにスキミング防止の機能がついているものは海外を移動する際にも安心できるので嬉しいです。

パルクールのこれからと目指す未来

最後に、今後の目標を。

-まずパルクール業界が今後さらに大きくなるのは間違い無いと思っているので、自分の仕事はその10年後、20年後の未来ををどれだけ早く実現できるかだと思っています。パルクールを誰もが知っていて日常の中にあって当然なものと思ってもらえるものにしていきたい。そのためにもエンターテインメントとしてのパルクール以外にトレーニングとしての側面を認知してもらうことも目標です。さらに自分のような裏方がパルクール界にいると言うことももっと知ってもらいたいですね。いろんな人が関連して業界が成り立っているということを知って欲しいと思っています。目に見えてる華やかなところだけじゃなくパルクールの経験がなくてもいろんなことに関わっていけるということを自分というモデルを見て知ってもらいたいと思っています。
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  • バックパック:Thule Crossover 2 Backpack 30L
  • コードケース:Thule Subterra PowerShuttle Mini
  • コードケース:Thule Subterra PowerShuttle Plus
  • ポマード:BROSH
  • イヤホン:Beats Pro
  • マスク:G-STARRAW
  • PC:MacBook Pro
  • 財布:IL BISONTE
  • サングラス:-FOURTHIRTY
  • 名刺入れ:JIMMY CHOO
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