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Thule Magazine vol.10 モデル/トラベラー七野 李冴Risa Shichino

北海道出身。多摩美術大学卒業後、広告やカタログなどを中心にモデルとして活動。趣味はひとり旅で、国内外問わず旅行をし自身のSNSにて旅の魅力を発信している。

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モデルだからこそできる
旅の魅力を伝えたい

現場の楽しさに魅せられモデルの道へ

七野さんのお仕事を教えてください

-CM や広告やカタログメインでモデルをしています。
2014年からYouTubeで 旅のチャンネル「Risa’s Trip」を開設をして、私が国内外を旅した動画を撮影、出演、編集配信しています。趣味は旅と自転車。最近ではYouTubeにて私のひとり旅に関する情報をお届けする「ひとり旅 How to」もはじめました。

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どうしてモデルの仕事についたのですか?

-学生時代からチームで何か創り上げるのが好きでダンスやお芝居の舞台に出演していて、その当時星野リゾートのモデル出演の仕事のオファーがあったんです。その時の撮影とチームがすごく印象的で、戦う一体感の楽しさを覚えてしまったんですね 。今思うと、モデルでなくてもスタイリストさんでも、カメラマンさんでもメイクさんでもなんでも良いから、何かしらのお仕事で現場に関わっていたいと思うほど楽しかったんだと思います。それで今いただいているモデルという仕事を本格的にやろうと思いモデル事務所に所属することにしました。

旅で感じること全てが魅力に変わる

旅が(趣味)好きになったきっかけは?

-0歳から18歳まで北海道に住んでいて小学校4年生のときに初めて1人で祖母の家がある三重県尾鷲市へ飛行機と電車を使って行ったのがきっかけなのかなと思います。子供が一人で飛行機に乗る時って、CA さんが見える一番前の席に座らせてくれるんです。旅の最後にご褒美のおもちゃをくれるんです。1人でのドキドキ感やワクワク感、達成感が忘れられず、旅中が楽しくて。それからは1年に2回は尾鷲にひとりで行っていました。
高校を卒業後は、東京の大学に進学し、家族全員で引越ししたんです。夏休みを使い、東京から生まれ故郷の札幌まで「青春18きっぷ」で3日かけて行って友人宅に泊めてもらったりしていました。ちょうどその当時、仲良しの友人がバックパックで世界一周旅行へ行っていて、旅に対しての刺激を受けることが多かったような気がします。旅はサバイバルみたいな。(笑) 若い時から旅の経験が自分にとってとても心地よくて、癖になったのかもしれないですね。大人になった今はその土地ならではの美味しいものを食べたり、その土地の人に出逢えたり、行く前に知識としてあったイメージを覆されるような体験や、想像を超えるインパクトがあった時の、「旅してるぜ!」という感覚がまるで中毒のようになっているような気がします。

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今まで国内外とたくさんの旅行をされていますが、印象的だったお話しを聞かせてください

-旅への概念が変わったのは大学2年生の夏休みにホームステイで1ヶ月間滞在したサンフランシスコでした。帰りのお土産屋さんでタペストリーが売っていて、タペストリーって、だいたいその土地の主要観光地が書いてあるじゃないですか。そこでびっくり!1ヶ月間もいたのに、知らない観光地のイラストが何個もありました…それまでは旅先での情報を全く調べずに、行った先の感覚で楽しむ旅をしていましたが、せっかくお金もかけていくのに知らないだけで行けなかった場所があるなんてもったいない!と思い、そこから旅に向けてのリサーチをするようになりました。
あとは、ホームステイ中にアメリカ国内での飛行機の移動にパスポートが必要なことを知らなくて飛行機に乗ってしまって、行った先もそうだし帰ってくる時も大変でした。
その時はじめてアメリカ国内の移動も私は外国人だからパスポートいるんだ!って知ったり。(笑)
そんなハプニングを乗り越える感覚を旅で感じられることも好きになっていました。2016年に行ったポルトガルで取っていたゲストハウスの場所が最寄りの駅から遠くて異国の地でひとりほぼ迷子になり、半ベソをかいていたら現地のトゥクトゥクのドライバーさんにものすごく親切にしてもらったんです。すごくその優しさが印象的でポルトガルが大好きにななりました。2019年に2回目のポルトガルに行った時にたまたま降りた駅で2年前に助けてくれた方にバッタリ再会したのです!
信じられない再会でこの国に運命を感じてしまいましたね。

改めて注目している日本の魅力

旅行することで自分の考えに変化があるとのことですがどんな変化がありますか?

-当たり前ですが私がいる地域以外に、世界にはいろいろな人がいるって改めて感じます。
それによって自分の常識がすべてじゃないと、まだまだ知らないことがたくさんあるとカルチャーショックを受けますね。自分の発見にもなるし、インプットが自分の成長になると。さっきも話したようにハプニング好き、サバイバル感が好きだから、乗り越える度にスーパーポジティブになって、ある意味、人間的に強くなってしまってますね。(笑)

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2020年からのコロナ禍で海外旅行がいけなくなり、日本にあらためてクローズアップした旅は?

-2020年の幕開はマレーシア、ベトナム、台湾にいました。そのあと世界がコロナで一気に海外旅行は非現実的な情勢になり、ふらっと海外へ行けていた日常が変わりました。もともと日本国内の旅行も好きだったので、緊急事態宣言解除後からあらためて「温泉・神社・グルメ」を楽しむ旅行に行き始めました。
宮城県の鳴子温泉や箱根の九頭龍神社は本当にすごく良いところでした!最近では以前仕事で行った八ヶ岳にプライベートで行きたくなり、たくさんのアクティビティを体験しにいきました。清里高原から見る富士山の美しさや日本一美しいといわれている星空を見たり、国立天文台野辺山は旅で私が求める「非現実」がありましたね。以前は海外の旅ばかりにきもちが向いていたけど、コロナ禍である今はあらためて日本の旅のよさに注目しています。自粛宣言が開けたら友人の実家がある高知県に行きたいですね。仁淀川の「仁淀ブルー」を見て、美味しい産地のものをたくさんいただきたいなと思ってます。

旅の時にもストレスフリーで信頼できる豊富なラインナップがTHULEの魅力

Thule製品についてどう思うか

-4年前くらいに出会い、製品が優秀なので今となってはThuleをたくさん持っています。
見た目がすごくスッキリしているのに、とにかく内側の収納力がすごくてたくさんモノが入る。素晴らしいんですよね。あとは旅に行く時って、シーンで洋服を着替えて気分を上げていくじゃないですか。そんな時もThule のバッグのデザインはお洋服のスタイルを邪魔せず、スマートに馴染んで合わせやすいのが嬉しいポイントです。いろんな国や地域に行くので過酷なシーンで使っても本当に頑丈で壊れないところをとても頼りにしています。構造の部分で欲しいところにジッパーや、ポケット、収納があるのも感心しちゃう。

YouTubeの映像を撮ったり編集を旅先でするのでパソコンやカメラ、サングラスなんかもそのまま入れることができる安全面も考えられたポケットもとても信頼できます。あとは、飛行機や電車で荷物を棚に上げて下ろす時のハンドル(ひっぱり)もバックパックの底の部分や横の部分についていて、使う人のシーンや気持ちを察しているバッグだと思います。旅先では床に置かなければならないシーンが多くて、そんな時も汚れが目立たたない生地感も気に入っています。スーツケースを持っていくような旅でもスーツケースのハンドルにバックパックを装着できるので移動もストレスフリーですね。このバックパックの他、もうワンサイズ大きいボストンバッグと、スーツケースなど、たくさん使ってます。これからThuleにポシェットみたいな小さな優秀アイテムがあったら絶対良いし欲しいな!

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旅を通じて仕事と発信を増やしていきたい

好きな旅を通してこれからやってみたいことは?

-もちろんコロナが収束して、海外にはたくさん行きたいです。行けるようになったら2回行った大好きなポルトガルにもう一度行きたいですね!
2014年から始めているトラベル系You Tube「Risa’s Trip」でもっともっと動画を配信してたくさんの人に旅の良さを伝えられたらいいなと思っています。あとはモデルとしての仕事で旅関係のメディアが私のYouTubeを見てくれてオファーしてくれるような資料になればいいなと思っています。ガイドブックに載っていないような発見をしたり、笑っちゃうようなハプニングに見舞われた体験もSNSをはじめとする様々な形でこれからも配信していきたいです。