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Thule Magazine vol.18 株式会社ハースト・デジタル・ジャパン
「Women's Health」広告担当
牧羽 貴彦Takahiko Makiba

1982年、埼玉県浦和生まれ ライフスタイルメディア『Women’s Health』(ハースト・デジタル・ジャパン)の広告営業担当。セレクトショップ等の販売員を経て、ファッション&ビューティ専門誌『WWDJAPAN』にてビューティ関連の企業を担当。プライベートでは、ランニング、登山やロードバイクなど多くのスポーツをアクティブに楽しむ。

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不言実行

現在のお仕事を教えてください

-女性の心と身体の健康を応援するライフスタイルメディア『Women’s Health』の広告営業をしています。ビューティ、フィットネス、ファッション、メンタルヘルスなどのカテゴリーがあるのですが、私の担当は食品、化粧品、医薬品、フェムテックなどの分野です。美容学校を卒業していることもあり、前職も美容関連のメディアに。ずっと女性の健康や美しさにまつわることを仕事にしてきました。

もともとビューティ関係が志望だったのでしょうか

-高校時代に、木村拓哉さん主演のドラマ「ビューティフルライフ」が大ヒットして、カリスマ美容師が一世を風靡しました。多分に影響され(笑)、カリスマ美容師を目指して美容学校に入り、美容師免許も取得して有名サロンに入社しました。そこまでは計画通りだったのですが(笑)、実際仕事を始めてみると自分には合わないと早々に気づきまして、あっさり辞めてしまいました。その後はファッション業界に移り、セレクトショップなどで販売の仕事をしていました。

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なぜメディアに転職を

-転機が訪れたのは25歳のときです。販売員の仕事は大好きだったのですが、ファッションが好きだからこそもっと深く服のことを知りたいし、得た知識を多くの人に伝えたい気持ちが芽生えてきまして……。当時、ショップスタッフとして雑誌のファッションスナップによく出ていたこともあり、ファッションエディターならそれが叶う!と気づいたわけです。転職しようと思ってからは、体当たりでしたね。それこそ好きな雑誌の奥付を見て編集部に電話して「アルバイトでいいから雇ってください!」って(笑)
 そんな中で、創刊されたばかりの『WWD BEAUTY』が編集部員を募集していると知り、応募したところ、美容師免許を持っているという経歴を面白がってもらえて引っかかった(笑)。期せずしてビューティ系に戻りました。途中で広告営業に転向してちょうど10年勤めたところで一区切りし、世界を放浪したりしたのち、今いる『Women’s Health』に移りました。

スポーツ好きでもあります

-子どものころは少年野球に打ち込み、浦和市(現さいたま市)の選抜に選ばれるなどかなり頑張っていたのですが、坊主が嫌で(笑)、中学からはバスケ部に。社会人になってからジムに通い、サーフィン、サップ、スキー、ロードバイク、登山‥‥と、いろいろやっていますね。野球もバスケもずっとレギュラーでしたし、スポーツに対して苦手意識がないからでしょうか。興味を持ったスポーツは、一度やってみるというのが信条です。自分の思いに正直にまずは試してみる、というのはスポーツに限らず、仕事でも心がけていることです。座右の銘でもある不言実行。心に決めたことは、仕事でもスポーツでも人に言う前に人知れずチャレンジし、達成できる人でありたいと思っています。

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湘南暮らしをされていますね

-コロナ渦が始まるちょうど1年ほど前、住まいを海の近くに移しました。家から一歩も出ちゃいけないような時期も、海にだけは散歩に行けましたから、だいぶ救われていましたね。都心に住んでいたときは、仕事して家には寝に帰るだけという生活でしたけれど、海の近くに引っ越してからは、東京は仕事に行く場所だという意識に変わりました。電車に乗っている間に気持ちが切り替わるようになり、ライフワークバランスがうまく取れるようになりました。

現在のリモート中心の、ハイブリットワーキングスタイルはどうですか

-最寄り駅から新橋までがJRで50分。出社時間を調整できるということもありますが、コロナ渦以降は電車もわりとすいていて、必ず座れるんです。その間、パソコンを開きがっつり仕事をしています。50分という限られた時間ですが、ものすごく集中できます。電車内で仕事ができますし、毎日必ず出社するわけではないので、通勤時間の長さは気になりません。
家から海岸までは、自転車で5分ほど。娘のベビーカーを押して散歩がてら向かったり、逗子のほうまでロードバイクで走ったり、夕日を見に行ったり、ランニングしたりと、リフレッシュできる環境が近くにあるのはありがたいです。今は、仕事に行く日も行かない日も、早朝必ず海を見に行くのが習慣になっています。

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THULEを使い始めたきっかけは

-夫婦で登山を趣味にしているので、娘も連れて登れたらいいなと思い、ベビーキャリアに興味をもったのがきっかけです。使う前は、転んだらどうしようという不安もあったのですけれど、安定感があって心配は無用でした。まずは近所の公園で練習してから、箱根の金時山に。サイドのポケットに手鏡がついていまして、最初は「あれ? なんだろう?」と思ったのですが、後ろに乗せた子どもの様子を確認するためのものなんです。鏡ごしに娘と目が合い、にこっと笑ってくれたのは、父になった喜びといいますか嬉しかったですね。スウェーデンは子育てしやすい環境だと聞きますけれど、THULEのこういったモノ作りもスウェーデンらしいなと密かに感動しました。

ベビーキャリアの使い心地はいかがですか

Sapling Elite

-さきほど安定感があると言いましたが、ベビーキャリアが自立するので、子どもをシートに乗せてから、ベルトを留め、きちんと確認してから背負える。最初から戸惑うことなく、安心して使えました。背負う人の背中や腰の位置に合わせてサイズ調整できたり、子ども用の日除けがあったり、お菓子やおむつ、消毒など必需品を入れるポケットもある。子どもを背負いつつ、山歩きのバックパックとして十分機能するので、非常に快適でした。出先でいつでも使えるように、普段は車のトランクに収納しています。

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ウィークデイは、バックパックを愛用していますね

Construct Backpack 24L

-ビジネスにリュックを持つ方は多いですが、THULEはなんといっても見た目がとてもスマートですよね。それでいて容量がありますし、黒一色ではないファブリックもスーツとの相性がいいと感じています。普段はメインのポケットにはPCや資料などビジネス関係のものを、複数のポケットが装備されている手前のコンパートメントにはペンケースやスマホ、身だしなみグッズなどを入れています。ビジネスとプライベートのものを分けて収納できるので機能的ですし、打ち合わせ中に生活感のあるアイテムがちらっと見えてしまうなんてことも防げることも気に入っています。

細かいところまで配慮が行き届いているのは、Sapling Elite(ベビーキャリア)同様です。たとえばサイドに水筒や折り畳み傘を入れるのにちょうどいいポケットがあるのですけれど、冷たいペットボトルとか傘にについた水滴を落とすための空気穴が空いていたりだとか。一番気に入っているのは、サングラスを安全にしまえるプロテクター付きのポケットです。営業という仕事柄、打ち合わせ中にサングラスを首元にぶら下げているのははばかれるので、さっと収納でき助かっています。私の中ではサングラス用のポケットは、大事なものを入れる場所と決めていまして。じつは、仕事帰りに娘の離乳食用として買う無農薬野菜も、つぶさないようにとサングラス用のポケットに入れています。おかげでちょっとシミがついてしまいましたが(笑)。

今後の展望を教えてください

-今は空前のフェムテックブームですし、父親の育児休業の法律が変わるなどして、ますます女性の社会進出と美や健康への意識が高まると感じています。そんなタイミングで娘に恵まれたのも運命。『Women’s Health』の一員として、娘の父親として、女性の心や健康に寄り添っていきたいですし、この市場をさらに広げていくために少しでも貢献したいと思っています。プライベートではトライアスロンに挑戦したいです。ジョギングとロードバイクはすでに練習しているので、あとは泳ぎを集中的に。妻と娘との時間も持ちたいし、3種目あるのでそれぞれの練習時間をどう捻出するのかが目下の課題です。まずはTHULEのジョギング用ベビーカーを手に入れるところから始めようかな(笑)

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